情熱弁当

最短を求めすぎて、何かを失っていないか?

今は コスパや タイパ が正義のように語られる時代。


「無駄を削ぎ落として、最短距離で結果を出すことが賢い」


そんな空気が、どこへ行っても当たり前になってきました。

でも、本当にそれだけでいいのでしょうか?

ボクはむしろ、
「割に合わないことを通った時間こそ、人を豊かにする」
そう思っています。

SNSで失敗談を調べて上手に避け、
レストランのレビューで安全な選択肢だけを選び、
心配しないように 最短ルートばかりを求める。


その結果、同じような経験しかしていない、

平板な人生を歩みたがる人が、どんどん増えている気がするんです。



 ダイヤオレンジ割の合わなさを避ける人ほど、本質に触れられない

昔々、情熱弁当のホームページに
ある20代女性からメールが届きました。

「自然栽培の野菜で、お弁当屋さんを始めたいんです!」


前向きな内容かと思いきや、
メール本文は 原稿用紙数枚レベルの30質問リスト。

  • 1ヶ月の売上はいくらか、開店時からの全データがほしい

  • 日販を曜日別に過去1年分教えて

  • 全商品の売上順を教えて

  • 一番人気メニューは何か。順位別に教えて

  • インスタとFacebook、アメブロのどれが集客できるか

  • SNSの月間プレビュー数は?

などなど、店にまつわる数字を根こそぎ教えてくださいという要求。

しかも最後には、

「アルバイトが忙しいので、メールでご返信ください」

と書かれていた。

彼女はボクの知人でもお客さまでもない。
まったくの他人です。

読んだ瞬間、思いました。

「これが他人に対するお願いの仕方なの?」

本来なら、関東からでも「10分だけお話聞かせてください」とお弁当の予約して訪ねてくるとか、せめて自分の足で取りにいく姿勢があるはずです。

その礼節すら持てない人が、
果たしてお客さまには気を使えるのだろうか?


おそらく難しいでしょう。

ボクの返信は一行だけでした。


「お答えできることがありません。」

ダイヤオレンジ 失敗しない人生は、成長しない人生

あれもやりたい、これもやりたい。
意欲があるのは良いことです。

でも、失敗を避けて 「最短で成功したい」というのは、絶対に無理。

料理も同じです。
失敗したからこそ学べる。


原因を考えるからこそ、改善に辿りつける。

ロジカルに積み重ねるというのは、
「傷つかずに進むこと」ではなく
「傷ついた経験を、次に活かすこと」なんです。

その回り道こそが、
人間を厚みのある存在にしてくれる。

だからボクはやっぱり思うんです。

割に合わないことから逃げない人だけが、本当に強くなれる。

ダイヤオレンジ遠回りの中に、人は育つ

面倒で、遠回りで、割に合わないことは敬遠されがちです。

でも、人が成長するのは
いつだって余白と非効率の中から。

失敗して、悔しくて、
思うようにいかなくてうなだれる夜こそ、
次の自分への確かな種になっていく。

料理も人生も同じです。

面倒くさい工程の積み重ねが、
一つのお弁当の奥行きになるように。

割に合わない努力の積み重ねが、
人間の厚みや優しさをつくっていく。

だから、ボクはこれからも
最短距離よりも、丁寧な遠回りを選びたい。

たとえ時間がかかっても、
たとえ効率が悪くても、
その先にいるお客様の喜ぶ顔を思い浮かべながら。

そして、読んでくださるあなたが、
もしも今、割に合わない道の途中にいるのなら
どうか自信を持って進んでください。

その道こそが、
あなただけの味になるから♪

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はじめまして!

原田主税(はらだちから)

昭和46年、愛知県名古屋市生まれ。私立東邦高校卒業後、日本料理の職人を目指して鞄一つで上京する。

虎ノ門・ホテルオークラ東京「山里」を駆け出しに、三重県涼仙ゴルフ倶楽部ホテルオークラレストラン立ち上げ等を経験。その後赤坂・銀座で料理店・鮨屋で修行。20代はあけてもくれても板前修行の日々で、どっぷりと東京で過ごす。

糖尿病を患う母の体調が悪化、医師から余命を宣告される。
東京で料理長を経験するも、 最期くらいは一緒に住もうと東京生活を中断、名古屋の実家に戻る。

名古屋では飲食店の経営を目指し、料理以外の勉強を開始。当時破竹の勢いだった名古屋市の外食チェーン「旗籠家」にて、接客技術、店舗マネジメント、スタッフ教育、オペレーション構築、新店立ち上げ、販促手法などをみっちりと学ぶ。
入社後1年で店長昇格後、その年にいきなり年間店長MVPに輝く。

ミステリーショッパー(覆面調査員)調査では、常に高得点をたたき出し、高い顧客満足度を維持。第一回居酒屋甲子園出場経験有り。

平社員からエリアマネージャーまで昇格するも、自身の考える飲食店の理想と外食チェーンの在り方のギャップに疑問を感じ、 退職。
2008年3月「玄米と大自然の恵み 情熱弁当」にて起業する。
好きな言葉は、「NO CHALLENGE NO SUCCESS」

店長日記はこちら >>

「イクラってなぜ片仮名なの?」
「チーズ×枝豆、レバー×茗荷、これって相性いい?」
「お弁当に入れてもおいしい天ぷらの揚げ方は?」

などなど、思わず人に自慢したくなる「へぇ~!」な豆知識や、
すぐ実践できる料理のワンポイントアドバイスなど、知って得する情報が満載!

東京・虎ノ門の名門ホテルや銀座の料理店・鮨屋を経て、地元・名古屋へUターン。

2008年3月に国産食材の無添加宅配弁当『玄米と大自然の恵み 情熱弁当』を立ち上げた、情熱イケメン弁当屋・原田主税が熱く語ります!

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