情熱弁当
食を変えると、人生は変わるのか?
「食を変えると、人生は変わる」
そんな言葉、よく耳にしますよね。
では本当に、食を変えれば人生まで変わるのか。
ボクの答えはこうです。
変わる人もいる。
でも、変わらない人もかなり多い。
なぜなら、食事を変えただけでは人生は動かないからです。
食を見直すことで、考え方が変わる。
考え方が変わることで、習慣が変わる。
その習慣の積み重ねで、ようやく自分自身が変わっていく。
この順番なんです。
たとえば、毎日の食費を気にしなくていいほど収入がある人がいたとします。
好きなものを、好きな時に、好きなだけ食べられる。
オーガニックも無添加も、いくらでも選べるでしょう。
けれど現実には、お金があっても体を壊す人は少なくありません。
社会的に成功している人。
責任ある立場にいる人。
誰もがうらやむ暮らしをしている人。
それでも、健康だけは別問題だったりします。
ボクも長年、そういう人たちをたくさん見てきました。
そして本気で変わろうとするのは、多くの場合、体が悲鳴を上げてからです。
大病をしたあとや、倒れたあと。
生き方そのものを見直さざるを得なくなったりします。
そこで初めて、食の意味に気づく人も多いのです。
女性は比較的、変化のきっかけを持ちやすいと感じます。
出産を機に、食への視点が大きく変わる方が多いからです。
自分より大切な存在ができる。
その瞬間から、グルメ情報や流行の店選びだけではなく、
何を食べさせるか、どう育てるか、安心できるものは何か。
そんなふうに、食の見え方が変わっていくのです。
一方で男性は、自分自身が痛い目にあわないと変わりにくい。
これは耳が痛い話ですが、案外本当です。笑
だからこそ、今のうちに考えてほしいのです。
「どんな料理を食べるか」
それも大切です。
でも、それ以上に大切なのは、
「どんな質の食材で作られた料理を食べるか」
極端に難しい栄養学まで、無理に学ぶ必要はありません。
それよりも、
出どころの分からない食や健康情報を、そのまま鵜呑みにしないこと。
自分の食生活を、誰か任せにしないこと。
流行っているから。
テレビで言っていたから。
ネットで見たから。
それだけで選び続けると、体の主導権まで手放してしまいます。
後から後悔するよりも、
元気なうちに、少しだけ気を使いたい。
若い頃は、空腹を満たすためにカップラーメンでもよかったかもしれません。
夜中に食べても、多少無理をしても、次の日には動けたでしょう。
でも、年齢を重ねると話は変わります。
体は、食べたものでできている現実を、
少しずつ隠せなくなってきます。
疲れが抜けない。
胃がもたれる。
数値に出る。
回復が遅い。
それは体からの静かなメッセージです。
だからこそ、加齢とともに食べるものは見直してほしい。
その一口、その習慣、その買い物。
それ、本当に食べる必要がありますか。
欲しいのは刺激なのか。
便利さなのか。
惰性なのか。
それとも、本当に体が求めているものなのか。
そうやって一度立ち止まって考えるだけでも、選ぶ食は変わります。
食は、今日の満足で終わるものではありません。
明日の自分をつくる材料だからです。
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